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ゲルニカ読んでから

隣街、南アルプスの美術館で

ピカソ展が始まっています。


少し前に県立美術館でやっていた

ピカソ展も見に行って。


感動して帰って来て。

若林には

「年取ってもボーダーの

Tシャツ着なよ」

とか言ったりしました。


その展示から

そんなに時間も経ってないし

こんな近い距離で

またやるっていうんで

期待してまた行きます。


せっかくだからその前に。

原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」を

読もうと思っていて。


暗幕のゲルニカは

ピカソを題材にした小説。


原田マハさんは

アート小説呼ばれるジャンルで

何冊か描いており。


史実を元にした

フィクションなんですが

その匙の入れようが絶妙で。


どこまでが本当で

どこがフィクション?

と思いながら

ググりながら読み進めるんです。


以前ゴッホを題材にした

「たゆたえども沈まず」を読み。

読後ゴッホ展なんかあったら

多分作品の前で泣いたな。

というくらい

作家と作品の世界に

取り込まれてしまいました。


小説という表現方法の効果は絶大。


言葉は伝えたいことに対して

極めて真っ直ぐで

それがあの量、連なっているのです。

引き込まれてしまえば

その世界の中を生きてしまいます。


暗幕のゲルニカは

無論、ピカソのゲルニカを巡る物語。


わくわくしながら読み進めています。

この一冊を読み終えて

私はどんな気持ちで

ピカソと向かい合えるのか。


くふふー







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