若林克友
wakabayashi katsutomo
より「樹」に近い「木」を使い、小物、家具、彫刻を製作。
何より素材に寄添い、使いやすくつくりやすい、うつくしいカタチを求める。
家具と彫刻、木と石、境界線のないものづくりを展開。

1979神奈川県大和市に生まれる
中高生時代を長野県松本市で過ごす
2002日本大学工学部建築学科卒業
福島県に暮らし始める
2004木質注文家具制作「めばえ工舎」設立
福島天栄村の閉校になった山村の小学校を借りる
2011東日本大震災を経験
ものづくりへの考え方を改める
隈研吾建築都市設計事務所の試作製作担当
2012札幌に新たな拠点「Gallery tarao」開設
以後2014年まで福島と札幌を行き来しながら、製作
2015山梨県富士川町に「スナンタ製作所」設立
福島及び札幌の拠点を山梨に集約
2016 個展「樹をひらく」が福島、札幌、東京を巡回
2017個展「若林克友彫刻展」(札幌)
山梨県河口湖ハナテラスに野外彫刻90体
山梨県甲府市芸術の小径に常設展示
2019KAJIMA彫刻コンクールにて模型入選
節彫刻「穴達」
山梨県民文化祭にて優秀賞受賞
札幌軟石彫刻「昇和」
暮らしと子育てを軸に、仕事をたのしむ。
展示、広報、運営を担当。製作において克友をサポート。

若林美緒
wakabayashi mio
指針
物体は
時の流れと環境を要因に変化を続ける
一粒の種は、芽を出し葉を広げ
幹を伸ばし枝をつける
干ばつに遭ったり、雷神に打たれたり
いずれ朽ちて土に還る
雨に濡れること、陽に照らされること
キイクイムシに喰われること
ヤマネやムクドリが来て巣をつくられること
「僕に出逢うこと」も樹にとって
できるだけそれらとかわらないように。
生き物は、生きるために樹と関わる。
僕もそのうちのひとり。
キクイムシとヤマネとムクドリと
同じ立場で樹にふれる。
それが僕が樹を削る時の指針。
一粒の種が樹となりいずれ木材となり、
その先にも彼らの生涯は続いていく。
僕が作るカタチは樹にとって
膨大な時間と共に在る膨大な変化の過程の
そのうちのひとつだと捉えている。
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