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ホリーゴライトリー

先日子どもたちと図書館に行ったら

DVDコーナーにオードリーヘップバーンがいて

つい、振りかぶってゲット。


「ティファニーで朝食を」

ちょうど先日、原作を読んだばかり。

本のあとがきで、訳者の村上春樹氏が

映画のヘップバーンは、原作のホリーに

印象が追いついていないと評していて。


どうかなーっと思いつつ、借りて来て。

若林もこどもも興味がないというので

拗ねながら一人で観ました。


確かに映画のホリーは、

原作のホリーより狂っていない。

だいたいにしてストーリーが違う。

驚いたことに、ラストまで違う。


えーっ!!


ホリーがしあわせな人になってハッピーエンド。

違う違うっ!

ホリーは孤独なままいなくならないとっ!


「これからホリー、どうなるんだろう・・・」

っていう余白を潰して結論を示しちゃう辺りが

さすが映画、残念。


この作品の私のツボはこの線だなぁ、と思ってた線も

映画では、うやむや。

その線は売りじゃないのだな。ふーん。


レビュー曰く。

これは「ヘップバーンムービー」なのだよ、と。

カポーティの名作の名を借りた、ヘップバーンのための映画なのだよ。


ほほう、そうだねそれだねー。

それなら、おおむね納得。


大抵の場合

本は映画より、丁寧で緻密。

ずっと目を凝らしてなくても、

待ってくれるし、引き返せるし。


いろんな機微を何度も繋いでみる暇があり

「このシーンのここを見なさい」みたいな

視線の限定、思考の限定もされにくい。

好きなシーンで、好きな台詞で勝手に感動できて。


やっぱり本が好きだなぁ。


連休中、吉田修一氏の

「横道世之介」の続編を読みまして。

高良健吾主演の映画が既に出ていることを知り

観てみたくなりました。


凝りません。

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