若林議会
居間に兜が飾られています
飾られていると言うか
パソコンデスクの前に
強引に仮置きされている感じ
そうです
雛人形ではなく、兜です
ひな祭りを飛び越えて
端午の香りが近づいてきている我家
これはきっと
かねてからいただいていた五月人形のご注文に
若林が取り掛かったのでしょう
どんなのができるでしょうか
たのしみです
さて
先日、初めての
「若林議会」が開催されました
議題は
私が次男に課した罰が妥当かどうか
発端は、いつものやりとり
次男がルールを破り、私がそれを咎め
「罪」に対して「罰」を与えるわけですが
その「罰」が「罪」に見合わないと
言い出した次男
そう?
それは私の感覚ではわからないわ
よし、これはよい機会
民主主義を発動しよう❤︎
唐突に、全員を招集
ご協力いただき、着席を願い
経緯を説明したあと
質疑を受け付け
ひととおり把握してもらったところで
まず、挙手でご意見を伺うと
ひとり棄権で、結果は同数
しかも「罪の重みは正当」に挙手は大人ふたり
んー
多数決が必ず正しいとは限らないよね
しかも、大人とこどもが偏ってるのはよくない
こどもに見えていて
大人に見えないものがあるし
その逆もあるからね
んー、多数決ってだめだね
結局、長男が
かくかくしかじか酌量の余地はあるんじゃないかな
という旨を説きはじめ
結果、次男は減刑になりました
めでたし、そこで閉会
発端は、ゲームのルール違反です
もう本当に何回もやっているこの裏切り
私が彼に与えたいのは罰ではなくて
学習なわけで
あんなことやっちゃったから
こんなことになちゃったなーって
いっときの衝動を叶えることと
大事な人との信頼関係が傾くこと
冷静に天秤にかけたら
どうだったの?
罰なんてものは
そのための道具でしかないわけで
与えたいのは決して罰ではないのです
今回は、その学習の代わりに
民主主義の面倒臭さと
その先にある希望を伝えることができた?
多分できた!
民主主義は本当に面倒臭いし
それを担うメンバーの資質がある程度高くないと
有意義な結論は導き出せません
今回の若林議会では
偏った結果には、ノーが言えて
もう眠たい人には棄権を認め
有意義な意見が出て、妥当な結論を立てられました
そして結果
彼らは減刑を勝ち取ったのだから
よしよしよし
また議会で大人を裁こう、と
思ってくれたらよいです
民主主義に参加する人を育てたいのです
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