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「たべもの」

昨日、長男のお誕生日

16歳


本人の胃の都合で

珍しく延期になりました


いつのまにか体がとても丈夫な長男は

日頃からあまり体調を崩すことがなく


安定して元気なのが常なので

ちょっとしゅんとしていると


とても心配になってしまいます

自分がやさしすぎて


母だな

と思いました


今日はだいぶ調子が戻ったようで

お粥を食べ終えたスプーンを片手に

私の正面に立ち


「たべもの」

とつぶやきました


よし、帰ってきたな食いしん坊


さて

小学校の卒業を前に

娘、はじめての美容室へ!


私がいつもお世話になっている美容室に

小学生料金があると知り


しかもかなりお得


中学生になっても

毎回美容室で切ることもないでしょうから


今のうち!!

ということで美容室体験を決めました


若林さんちでは、こどもは基本みんな

salon de mio

(つまり、切っているのは私)


お兄さんたちも一回ずつは外で切りましたが

また私のお店を利用しています


多分彼らは、髪型とかに無頓着で

どうでもいいのだと思われます


面倒なので家で切れるなら

お母さんでいーやという感じ、多分


娘本人も、うれしそうだし

せっかくいくだからなー


美容室って、ちゃんと大人の女性として

対応してくださる感じがあって


そんな対応を感じてほしいなぁという

思惑も湧いてきて


美容師さんに、娘を託し

私は退散することにしました


私は先に帰ることにしたよと、伝えると

少し心配になったようで


「何をしゃべればいいのかなぁ」


そうね、美容室ってね

案外そこが気になるよね


私はいつも同じ美容師さんにお願いするので

なかよくなって、話すかなぁ


でも話す日もあるけど

あまり話さない日もある、多分


しゃべってもいいし、しゃべらなくてもいい

堂々としていればいいんだよ


合流して後から聞くと

「何を話していいかわからなくって

 あんまりしゃべらなかった」そうで


しゃべらないことも許容してくれた美容師さん

さすがです


髪型がどうなったとか

シャンプーがどうだったかとか

そういうことより


何をしゃべったらいいんだろうって

そのことの方がよほど気になったようでした


でも

いつも私がしてもらっているように

お店の外まで見送ってもらったのでしょうから


それはなんだか

大人のようで、うれしい

楽しそうに口を開ける

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