筋肉の発熱
脱衣室にパンパンに干された洗濯物たち
それを一手に引き受ける除湿器一台。
そして彼は
1日に何度かタンクがいっぱいになって
私を呼びます。
ぴぴぴぴぴ
しかも
それは私に聞こえるタイミングで。
えらいわ!
このぴぴぴぴぴを聞き逃すと
朝までに洗濯物が乾かない事態となることもあるのですから
ありがとうありがとう
本当にあなたはすごいよ
毎日毎日湿気を吸って
24時間湿気を吸い続けるなんて
私にはできない
ね、ありがとう本当
労いの言葉もかけますよ
さて
今日のトラブルは、長男の発熱
普段元気な彼ですから
心配です
ちょっとだけね
学校にコロナさんもいらっしゃるとのことで
かなり怪しいので
即、隔離
隔離ですから氷嚢だとか飲み水だとか
部屋へ届けるんですが
普段一切立ち入らない彼の館
すごいことになっており
それを次男に話すと
高校生男子はそういうものだよ♪
と説かれました。
我家の筋肉でもあり、我家の頭脳でもある長男は
知識の整理整頓が、小さい頃からとても上手で
覚えたことや、ふとした時に拾った些細なことも
的確なタグをつけてラベルのついた引き出しに並べているような印象で
必要な時に、必要な知識がちゃんと出てくる
おおー
頭のよさって
知識の棚の作り方なのだなと、彼をみていて思うのです。
それはできるけど
リアルな世界の棚の全ては、重力に負け
物という物がほぼ全て、時の流れに溶けている
なぜ
人は誰も全能ではないですからね
シュールな彼の、できることとできないこと
それを見守ることがまたおもしろいところです。
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