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申告から愛の真髄

はぁあ。


確定申告の書類を揃えています。

例年、国税庁の書類作成ページを利用します。


今年は楽勝

と思っていたのですが。

詰めていくと、初めての事象とも出逢い。


毎年何かと新しいことがあるのです。

手慣れた作業、なんてわけにはいかないようで。


またいろいろ調べながら

昨年、一昨年の資料もひっくり返しながら

壮絶なデスク周り。


これだけ散らかすスペースがあるんだから

まぁいいとして。


なんとか今年分の書類を揃え

必須の手続きが把握でき

明日、税務署へ出向いてあれこれやれば終了。

というところまでこぎ着けて、正午。


壮絶な散らかしを片付け

その惨状の欠片もなくしてから

みそ汁を温め、ご飯を温め。

そこに、若林帰宅。


箸を運びながら

「今日で申告の書類が揃ったよー」

と話すと。


「あ、そう。ありがとう。」


・・・・・


軽くない?

それ一年間の経理に対する想い巡らし具合が

足りなくない?


しかし私もここ数年で大人になりまして

そこを責めるのは不毛と心得ており。


彼は私の働きに感謝しています、多分。

でもその感謝の表現が、私には通じないのです。

(双方にとって、とても残念ながらこれ事実)


彼の「あ、そう。ありがとう。」

に特に悪気はなく。


彼の感謝の表現は、言葉じゃない。

もっと言えば、行動でもない。

(本人は言葉でも行動でも表現していると言ってますけど)

じゃーなんなの。


って思うんですが。

それが何なのかは、不明。


数年一生懸命目を凝らしたんですが

結論「不明」で決着です。


これは推測ですが、彼の感謝は

「ややこしい経理を得意でもないのに

 毎年やってくれてありがとう」

という次元ではなく。


「みおちゃん存在してくれてありがとう。

 そのありがとうは15年前にもう80年分

 言ったよ、その表現が結婚でしょ?」

みたいな話です。


前者、言ってくれた方が嬉しいんだけど。

後者のスケール感で生きている若林。

相変わらずすれ違う今日も

分かり合えないけど、笑い合えてるので

セーフ!


愛は透明で無味無臭

でも多分そこにある、ということを

信じること。


えー厳しー

それに比べれば確定申告なんて

実にわかりやすくて楽勝です。


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