来た、ニムロッド

芥川賞、直木賞

両賞が発表されましたね。


大好きな上田岳弘さんが

芥川賞を受賞されたそうで。


うれしいっ!!!


上田さんの小説は

近未来的にぶっとんでいて

一見、はちゃめちゃ。


人に勧めにくいジャンルです。


「近未来

 地球は肉の海になるよ」


一言でいうと

そういう小説たちです。


人物も場面も時代も

くるくる展開するので

頭がついていかないんですが


全身をイソギンチャクのようにして

そのめいいっぱいの触手の上を

そぉっとそぉっと

物語を転がしながら


掴めるとこだけ掴んで

わかんないところは

わからないままに転がして

読んでいくんです、上田作品。


このそぉっと触る感じと

わかんないなりにたどる感じが好き。


そして

時代の先を行く(行き過ぎる)

達観した世界観、あまりに痛快。


近年

音楽でも小説でもアートでも

答えを提示してくる作品が

ちょっと苦手です。


どうとでも取れるというか

私の中にある答えを

私が拾うきっかけにだけ

なってくれるような

余白というか

自由を孕んだ作品が好みです。


上田作品はまさに。

読後、「どーゆーことだったの!?」

ってなったりして気持ちいい。


読み手に媚びず

天真爛漫に繰り広げられる世界は

その生みの苦しみなんて

微塵も感じさせず

一晩で描き上げるんじゃないか

と思うほど

淀みがありません。


好き。

受賞作ニムロッド、早く読みたい。





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