朝から見る丸いもの

夜もとっぷりと更けた時間に

お迎えにあがる、テニス部次男。

負けないはずの試合に負けたよと話すので

「負けには負けの意味があるよ」と返し

「ねぇ今さぁ、いいこと言ったっぽかったね！」

ストーリーにあげてもいいよと

調子づく母に、傷心の次男は「なんのだよ」

だねー、そうだねー

さて

中学生女子の週末の部活は

たいてい12時に終わります。

そのお迎えに車を一便出すので

そんな日は朝から図書館に行ってしまいます。

ガソリン代も高いし、往復の時間も考えると

勉強のためだけに「図書館」というのは

ちょっと気が引けますが

どうせ一便出すのなら

環境のよい場所で集中できた方が

限られた時間の価値を上げられるというもので。

毎週、予定のない限り

金土日は、昼間から勉強に時間を割いて良い日

としています。

勉強に使っていい時間と、使っちゃダメな時間

線引きは大事

キリがないのでね、大人なんだし。

そういうわけで

お弁当を作って図書館へ行き

正午過ぎに部活終わりの中学生女子と落ち合い

公園でお弁当を食べて帰る

というのがこの頃のお決まりのコース。

中学校の裏手に、町のホールがあって

そのお庭がとても素敵で

自然な丘を残した有機的な芝生の広場に

大きな樹、小さな樹、花が咲く樹がいて

芝生だし、木陰があるので

こんなに暑い季節でも、結構快適にお弁当が食べられます。

私と娘はこの場所がとても好きで

本当にしょっちゅう、ここでお弁当を食べます。

「まほらの森」とかそういうしゃれた名前だけど

私たちにとっては「弁当公園」