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彼岸は遅れてやってくる

あ、おはぎが食べたい

と思うのは、お買い物の売り場で見かけた時で


とうことは

時、既におはぎ。


いや、お彼岸。


そこで買って帰ればいいものを

買って帰るのは材料。


あまり言いたくないですが

少しだけばたばたしているこの頃


でもつくったおはぎを食べたいなぁ。


1日にそんなにたくさんはおはぎの時間を割けないから

1日目に小豆を炊いて

その次の日に餅米を炊いておはぎをつくろう


忙しいなりに策を練り、実行。


まず小豆の日。

圧力鍋で炊く、自家用なのでアク抜きは一回。

あまり甘くしないで、塩をちゃんと。


よしよーし!

上手にできたので、悪くならないように冷蔵庫に保存。


次の日

餅米を炊いて、熱々を丸めて

よしよーし


あとはあんこをくっつけるだけー!

この時点で、出かける時間が迫り焦り始め


冷蔵庫から取り出したあんこを

おおいなスプーンでめちーっとすくってー



めちーっとすくえない

え?がちがちのあんこ


煮詰めすぎ?冷えすぎ?

全く想像と違うあんこ


強引に餅米と共に握ってみると

え?寿司?


これじゃいけないと焦りながら

あんこをチンして、なんとかごまかし


ごまかしごまかし

高速で握るおはぎ


いやなに、出来上がってみれば

それはそこそこのおはぎ。


味も、素材が美味しいのだから

それは美味しいに間違いはなく


ただ、私の不在中に食べた息子は

なんか違う。

ってぼそって言ってたって!


甘いおはぎなら、買って食べたらいいのだよ

小豆の味がする、餅米が美味しい

そういうおはぎだから、わざわざつくりたいのだよ


ただ、もう少しあんこが緩くてもよいというなら

それは同意。


やっぱりおはぎは

心を落ち着かせて作った方が美味しいのだ、きっと。

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