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好きな機械

若林さんちは山に住んでいるので

どこに行くにもとりあえず山を下ります


いつも甲府の学校まで自転車で通う長男

毎朝1時間のサイクルエクササイズ


その効果により「筋肉長男」の異名を得て

なかなか頼もしい存在になっています


行きは下りですから

この季節は寒さとの戦い


帰りは上りですから

修行、トレーニング


電車も通っているのに

あえて自転車通学を楽しんでいる彼ですが


さすがに寒波でつるつるの峠道は

送ってあげようか?の申し出を受け入れました


助手席に長男を乗せ

「こんなにさーつるつるでこわいー」

「うー」


「雪国の雪よりなんか滑るんだよねー」

「へー」


「私さー180度車が回ったことあるんだよ、雪道で」

「あーそー」


「しかしこわいよ、こんな朝はさー」

「んー」


聞いてるんだかいないんだか

長男の愛らしい相槌をもらいながら峠を降りていると


カーブの向こうから来た対向車はなんと

「自転車!!」


「いや、バイクだし」


そのツッコミの速さ

そして的確さ


確かにそれは

自転車じゃなくてバイク


ちゃんと聞いてるんじゃーん、私の話❤︎


さて

今日は工房の日です


私は毎日工房に入るわけではありませんが

週に数日、基本的にアルバイトくんと一緒に入ります


この頃は、スツールをつくっています

もう木取りをしたのは一年前


乾燥十分

そろそろつくり時です


(スツールというのは

 背もたれと肘置きがついていないシンプルな椅子です)


今日は脚材の仕上げから

超仕上げを使います


「超仕上げ」

これは、驚くことなかれ機械の名称です


木材の表面をカンナ掛けしてくれる機械で

つまり「仕上げ」てくれる機械なんですが


「超」がつくんですから

それはそれは自信があるのでしょう


「超仕上げるよ!」

という名前の機械、「超仕上げ」


私、この機械がとても好きです


シュッと入れて

シュパっと出てきます


うっかりしていると

取り逃がして転がしてしまいます


スリルが満点

受け手の時は、出口から目が離せません


設定も、なんか少し緩いんです

メモリとか、ありません


出てくる木屑もいい

つまりカンナ屑ですから


ぴらーっとしたあれです


私、超仕上げ、好きです

(2回目)


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