卒業製作はニンニクを彫りました
6年生だった長男が
先日、小学校を卒業しました。
卒業生が3人しかいない、卒業式です。
校長や来賓の挨拶の中でも
彼らひとりひとりの名前が呼びかけられ
在校生からのことばも
明らかに自分に掛けられていると
心に真っすぐ届くのでしょう。
卒業生もひとりひとり作文を読み
親は我が子へのメッセージを読み
卒業生の歌は、無論3人。
体育館に、彼らの声だけが響き渡り。
学校自体、全校生徒26人ですから
普段からそういう環境で育ってきたと
言えばそうなんですが
それにしても
あの厳かな会場の中で
あんなにのびやかに歌って
声を響かせることができるんだなぁ。
堂々とした3人の姿でした。
式の中では
運動会や文化祭が何度か振り返られ
ああ運動会もやったなぁ
文化祭もやったなぁ
もう終わってしまったんだなぁ
もう戻れない場所にあの時立っていたんだなぁ
って、胸がぎゅっとなりました。
彼もきっとそうだったのでしょう
普段より赤い頬で
懸命に最後の歌を歌っていました。
ああこの人
今いい時代にいるのだな。
その赤い頬と歌う横顔を
母、忘れないでおこうと思いました。
日頃、日々のことに精一杯で過ごしていますが
こういう時に
過ごしてきた時間の神々しさに
急に圧倒されて
うわー・・・・
こんな気持ちになって
いい節目でした。
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