タッパーの神様
先日若林がもらってきた
山のような大根及び
それに付随する大根葉。
大根は日持ちがするけれど
葉っぱはそうでもないので
駆け足で食べます。
「山のよう」って表現しますが
実際、山です。
数日、数回に分けて加工。
新巻鮭を加えてふりかけとか
茹でて漬けたりとか。
今日最後の加工をして
多分明日には食べきるでしょう。
コンプリート、はっはっは。
今日も茹でて刻んで
焼鮭と併せてふりかけです。
大きなフライパンに
ごっぞりつくって。
さて何に入れて置こうかな。
硝子のタッパーとか
瓶とか、お弁当箱とか
手元にある
ありとあらゆく容器の中から
容量と用途をもとに選定、2秒。
選んだミニ重箱に二段。
よそっていくと、ぴったりっ♪
この
「選んだ容器が用途にぴったりっ♪」
という現象は
私をこのうえなく喜ばせます。
地味な仕事に従事してきた
私のこの十数年の全てを認め
「あなたのスキルはここにあるよ!」
とでもいうようで
私はそれによって
救われ、報われ、労われ
大きな愛で抱かれるのです。
(うそ)
この前も
ぴちぴちの黒豆をたっぷり煮て
出してきた容器に二つ
ああ、あ、あ、あ、ぎりぎり?ぎり?
ぴったりーっ♪
ちなみに
「ぴったり」にすることはできても
「何リットル?」と聞かれたら
それは不明。
この種の喜びの
他のバージョンとしては
芋や肉にまぶすための
片栗粉とか小麦粉を
過不足なく出せた時の
「食材の水分量と表面積を
完全に把握できているっ♪」
というのがあります。
絶妙に複雑な妙技は
日々の地味な暮らしの
繰り返しからしか獲得できません。
なんと素晴らしき
地味な暮らしの地味な腕。
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